夫から「筍いる?」と連絡があったので、いるいるーと軽く返したけど知り合いから頂いたというタケノコは予想を大きく上回る大さでびっくり。
私、筍のあく抜きしたことないのにいきなり難易度高い!
不安になりながらもネットで調べつつやってみたところ、思っていたより難しくなかった下処理。
時間はかかるけど米のとぎ汁であく抜きができたし、何より今まで手をつけなかった娘が初めて筍を美味しいと言ったのが大収穫の、たけのこクッキングでした。
米ぬかなし&米のとぎ汁でたけのこのあく抜き


頂いた朝採れの土付き&皮つき筍は、娘の顔がすっぽり隠れるほど大きさものもと小さく見える普通サイズの2本。

重ーい!って腕をぷるぷるさせながら、まるで赤ちゃんの抱っこ状態。
筍は切り取られるとすぐにアクが出始めるので、とにかく早く処理をすることが大事なんだとか。
ということで娘にも手伝ってもらってLet’sクッキング!
まず、あく抜きに必要なのは赤唐辛子1本と米ぬか。
米ぬかがなかった私は米のとぎ汁を使いましたが、米ひとつまみ入れてもOKということです。
※ぬかがついてない無洗米はNG
調べたところ、あく抜きは①皮をむく・切りこみを入れる②茹でる③冷ます、の3ステップ。
時間がかかるだけで思っていたより作業は単純。

まず、土がついた外側の皮を2~3枚むく。
クルクルーっとむけるのが楽しいけどむきすぎ注意。
皮をつけたまま茹でないと、アク抜きがしっかりできなかったりうまみが逃げてしまうそう。
じっくり茹でることでアクがよく抜けるんだとか。


頭を斜めに切り落とし、縦に両サイド切り込みを入れる。
たけのこの実が中に入ってるから真っ二つになるほど深く入れないよう、山型になってる中身を残すようイメージしつつカット。

鍋に米のとぎ汁と唐辛子を入れて約1時間。
沸騰するまで強火→沸騰後は弱火にし、出たアクをきちんと取る。
今回心配だったのがうちで使っている一番大きな鍋でも入りきらない大きな筍を、きちんとあく抜きできるかということ。

といっても仕方がないのでキッチンペーパーのお布団かぶせて両面が漬かるように30分ずつひっくり返しました。
ふきこぼれや蒸発などで減った水を足しつつ1時間経ったら火を止め、8時間以上このままにしておくとしっかりアクが抜けるそうです。

鍋だと半身が水に入ってない状態だったので、粗熱が取れた時点で6ℓのジップロックに鍋の水ごと移して丸ごと漬かるようにしました。
この状態で一晩(8時間以上)置くというのは、しっかりアクを出しつつも水に流れ出たうまみを実に戻すんだとか。
午前中に茹でるとこまでやったので、8~9時間経って夜寝る前にもうひと仕事。
わ!ジップロックを開けた時のふわりとした筍のいい香り。これは自分で下処理をした時しか味わえないかも。


根本と先の方を持ち、ぞうきんを絞るようにひねるとツルっと皮が取れました。
1枚ずつはがしても楽しいけど、この方法だとすぐできるし何よりツルっと感が気持ちいい。

あんなに大きかった筍が、つるりと出てきていい感じ。

根元・中央・穂先の3つの部位に切り分けてたっぷりの水に入れ、冷蔵庫保管で完了。
冷蔵庫保管の筍の水は毎日かえること、なるべく3~4日で食べきった方が良いそうです。
切ったときに味見してみると大きすぎた筍もあく抜きバッチリ。
やったー!初めての皮つき筍の下処理、私にもできた!
サクッと簡単 たけのこ料理
たけのこの写真をインスタにアップしたら、友達が教えてくれた筍料理。
私は筍ご飯しか思いつかなかったけど、みんなちゃんと春の味を料理してることを知り…これからは私もやらなきゃかな。
まずは、筍を好きじゃない娘がおいしいおいしいと食べたたけのこステーキ。

- 1㎝くらいの厚さに切った筍に塩コショウを振り、軽く小麦粉をふっておく。
- 熱したオリーブオイルに少量のアンチョビペーストを加え(ニンニクもgood)に①を入れて両面に焼き色をつける。
- 皿に移して粉チーズを振ってできあがり。
友達はオリーブオイル+ニンニクで教えてくれたのだけど、うちにニンニクがなかったので代わりにアンチョビペーストを入れてみたらこれまたいい感じ。
食卓に出したら一瞬でなくなった一皿でした。

こちらも美味しかったバターポン酢炒め。
薄切りにした筍をオリーブオイル+バター+塩コショウで炒めて仕上げにポン酢をひと回し。
パパっと作れるのに美味しい、大量消費にももってこいな一品。
試しに作ったら私の昼ご飯に一皿消えてしまったので、夜にも2回目を作ったレシピでした。

ラストは10分で完成したお手軽メンマ。

使ったのは残っていたこれくらいの筍(200g弱)。

細切りにしてごま油で炒め、油が回ったら1カップのダシ(鶏がらスープ+水)・酒少々・醤油大さじ1弱を入れて水分が飛ぶまで火にかける。
水分がなくなったら、みりんを大さじ1弱と軽くごま油をかけて完成。
濃いめの味付けなのでこのままでもおつまみ的な美味しさ、ご飯と混ぜておにぎりにしてもいいかも。
宮崎はこういう嬉しい貰い物が多く、娘が苦手だった野菜への気持ちがどんどん良い方に変化しているのを感じます。
いつか娘をたけのこ掘りにつれて行ってあげられたらいいなぁ!
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記事中の写真はソニー α6400のカメラを使用しています。