5歳に読む図書館の本 おばけ・妖怪シリーズ9選

ゲゲゲの鬼太郎の影響か、娘がこの間借りてきた図書館の本はおばけや妖怪のお話ばかり。

娘が年少さんの時にも年中~年長さんの子たちに妖怪ブームが来ていて、男の子たちが妖怪図鑑を持ち歩いていたのを覚えています。

男女問わず、ではないかもしれませんが妖怪やおばけに興味がある子であれば面白く読める9冊のご紹介です。

 

前回の図書館の本10冊

5歳に読む図書館の本 冬や動物のおはなし10選

2018-12-03

ゴナンとかいぶつ

昔、モンゴルの草原にゴナンというとてつもない力持ちの少年が住んでいました。

ある時、ゴナンの村におそろしい怪物マンガスが現れます。マンガスは村じゅうで暴れまわり、みんなの大切な牛や羊を奪っていったのです。

相棒に白い馬を借り、地獄のような海・骨の山を越えてマンガス退治に挑むゴナン。

マンガスと弓くらべやすもうで三日三晩勝負をはかりますが、その様子を見ていた白い馬がマンガスの弱点をゴナンに耳打ちすると…。

恐ろしい表情をしたマンガスですが、これもまたモンゴルで伝えられてきたお話のひとつ。モンゴルのかんばつや雪害などの人々の暮らしをおびやかす自然災害をマンガスという姿にして語ってきたそうです。

どんな厳しい環境でも人が懸命に生きる強さを考えるきっかけとなるお話です。

おススメ年齢:5歳くらいから

 

うみぼうず

お盆はご先祖様の霊が帰ってくる日ですね。私もお盆には海や川に近づくなと言われて育ちました。

このお話でもお盆はどの村も漁はしない決まりだったのに「海は凪いで風もないこんないい日に船を出さないでどうするんだ」と元気な若者たちは漁に出てしまいます。

大漁の魚に喜んでいると気が付けば、大きな海ボウズが漁師たちを襲います。

命からがら逃げ帰り、家に辿り着いてもあまりの恐怖に青ざめた顔が何日もなおらない漁師たちのお話。

 

夏には水の事故が増えますよね。もちろん気を付けていても起きてしまう事はあるのですが、自然を甘く見た結果起きてしまった事故も多くあると思います。

昔から語り継がれることには必ず何か理由があるわけです。その理由を子どもと一緒に考えてみるきっかけになる本ではないでしょうか。

おススメ年齢:4歳くらいから

 

おばけのコックさん

可愛らしいオバケたちが繰り広げるおばけのレストランのお話。

夜も早くから仕込みを始める「おばけてい」ではまるで人間と同じように修行をし、買い物に行ったり新メニューの開発をします。

 

でもオバケ界では「おたんこぶなす」や「でんきこんぶ」や「おしゃべりいわし」と、ちょっと変わった材料を使っています。

そんな面白い材料を使って親方が開発した新メニューの「くるぽんきゅー」は飲んだオバケの首がクルクル~っと回っちゃうほど美味しいんだとか!

さて、今夜はどんなお客さんがレストランに来るのでしょうか。

 

絵がとても可愛くてほんわかした優しいお話。お買い物のシーンはユーモアいっぱいの材料が並んでいて、隅から隅まで気になるほど描写が細かくて面白いです。

おススメ年齢:3、4歳くらいから

 

ばけずきん

いたずらが大好きなクロギツネ。

頭にばけ手ぬぐいを乗せて石になり、葉っぱになったり上手に化けます。しかし姿を変えては村の人たちを騙し、悪さばかり。

そんなクロギツネを懲らしめるためお坊さんがやってきて、自分も古い化けギツネで、もう化け頭巾がなくても上手に化けることができるからとウソをつき、自分の頭巾とばけ手ぬぐいを交換させます。

最初は大喜びだったクロギツネですが、ある日お坊さんに騙されたことに気が付きます。

クロギツネはお坊さんからもらった頭巾を手に「今頃お坊さんは寒くないかな」とお坊さんのことを心配し、返しに行くため丁寧に畳んでお寺に向かいます。

 

悪いことをしてしまってもそれに気付き、きちんと反省するとともに人に対する優しさを感じることができるお話。

クロギツネに対して一枚も二枚も上手なお坊さんのように私も子どもに気づかせる事ができる親になりたい、と考えさせられました。

 

おススメ年齢:4歳くらい

 

人食いとらのおんがえし

大きくていかにも怖そうな人食い虎が山の中で口から血を流しているところをある若者が見つけて助けてあげます。

実はこの虎、どこかの娘さんを食べて喉にかんざしが引っかかっていたのです。

人を食ってしまうような恐ろしい虎ですが、若者に助けてもらった恩を一生懸命返そうとします。

嫁がいてくれたら、と話を聞けば都へ美しい女性を行ってさらってくる。

その美しい女性と結婚するための贈り物が必要と聞けば町へ行って酒や牛・馬を奪い取ってくる。

恩返しの手段はとても横暴でどうしようもない虎なのですが、若者に対する忠誠心は虎の命が尽きる最後の時まで続きます。

 

虎を助けた若者が一生をかけて虎に助けられるお話、最後は涙が出ました。

読んだ後に虎の忠誠心が深く胸に突き刺さる切ないストーリー。

すごく悪いことをする虎なのに何故若者が泣くのか幼稚園児にはちょっと難しいかな、と思いながら読みましたが、読み終わった後に娘の顔を見たら切なそうな表情をしていたので5歳でもちゃんと伝わっているんだなと思いました。

分かりやすい善と悪のお話でない中で、何が大切かを考えてくれたらいいなと思える一冊。

おススメ年齢:5歳くらいから

 

おばけのきもだめし

おばけもおばけが怖い!?

ひとつめ・ろくろ首・のっぺらぼうに火の玉など妖怪の子ども達が肝試しに挑戦。

肝試しに出てくるのは妖怪ですら震え上がる大きくてこわーいオバケ!

頭が転がったり火の玉がブルブル震えていたり、肝試しに怖がる妖怪の子ども達の姿が面白く、絵にも隅々までユーモアが広がっている読んでて楽しい一冊。

おススメ年齢:4歳くらいから

 

ようかいえんのかいすいよく

人間の子ども達が行くのは幼稚園ですが、妖怪の子ども達が行くのは「ようかいえん」なんだとか。

ようかいえんに通っているのは「ばけだぬきのばけた」や「ひとつめこぞうのじろりん」「かっぱのきゅうた」など、まだまだ可愛らしい妖怪の子供たち。

ようかいえんで海水浴に行くことになり、みんな楽しく泳いでいた所に現れたのはうみぼうずのうみたろう。みんなにいたずらをして海水浴の邪魔をします。

 

お友達を助けるため泳げないのにうみぼうずと戦う勇敢なばけたや本当はみんなと遊びたくて意地悪をしてしまったうみぼうずの子どもなど、まるで人間の子どもの様なようかいえんの子ども達の姿が可愛らしく微笑ましいストーリー。

ゆるしてあげること、みんなと仲良く遊ぶことを分かりやすく子供に伝えることができる一冊です。

おススメ年齢:3歳くらいから

 

ようかいえんのなつまつり

こちらもようかいえんシリーズ。

こんこん神社のお祭りに出かけたばけたと仲間たち、美味しいにおいに囲まれて何を買おうかなと悩んでいるばけたの耳に「おめんを買いなよ」とどこからか声が聞こえてきます。

買うつもりのなかったお面をかぶると、あれれ不思議なことが…

お友達の食べ物を勝手に食べてしまうお面のせいでばけたはお友達に怒られてしまいますが、どうやら犯人はいたずらギツネ!

 

意地悪しないで素直に一緒に遊びたいって言えばいいのにね。

こちらも海水浴のお話と同じく、優しいようかいえんのお友達のおかげで最後は仲良く一緒に遊びお友達になるというお話。

 

幼稚園に入るあたりの年齢はお友達と遊びたくても、どうやって声をかけていいか分らない子どもも。お友達の輪の中に入るのは勇気がいりますよね。

知らないお友達と一緒に遊びたいときにどうしたらいいか、もし意地悪しちゃったときはちゃんと謝ろうね、などお友達への接し方をお話しながら読んであげるといいかもしれません。

おススメ年齢:3歳くらいから

 

せかいいちたかいすべりだい

たろうくんはすべり台が大好き。

でも公園のすべり台ではもう遊び足りないみたいで「もっと高いすべり台で遊びたいなぁ」と思っていると後ろからカッパに「世界一高いすべり台のある妖怪の国に来るダニ?」と誘われます。

カッパのトンネルをくぐって長ーい通路を行くと、どうやら大きなすべり台がある妖怪の国へと続きます。

トンネルを抜け、妖怪たちがワラワラと集まるのは世界一高いすべり台への登り口。

おおにゅうどうが挑戦者を集っているものの誰一人手をあげる者はいない中、たろうくんが「僕がやるよ!」というので妖怪たちはビックリ!

千年も誰も滑ったことのないすべり台へ向かうたろう君に負けまいと妖怪たちも後に続きますが、たろう君が大喜びで滑っていくのに後ろの妖怪たちは怖くて叫びだしてしまいます。

 

読みながら人間っぽい妖怪たちの姿に笑ってしまう、ちょっと不思議なお話。

たろうくんが最初にいた公園に戻ってきたと思っていたらなぜか公園が妖怪だらけになっていたり、最初にお母さんが昼寝をしている描写なども細かいところにユーモアが散りばめられていて面白い絵本です。

おススメ年齢:4歳くらい

 

可愛らしい妖怪のお話から深く考えさせられるものまで、今回のシリーズは結構私も読んでいて好きなものばかりでした。

妖怪に興味のある子どもさんの絵本選びの参考になれば幸いです。

 

前回の図書館の本10冊はこちら

5歳に読む図書館の本 冬や動物のおはなし10選

2018-12-03



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haretokenohi

夫・娘・私の3人暮らし。 転勤族の我が家、7年ぶりに大好きな宮崎に戻ってきました。 子連れ目線で食べるところ・遊ぶところ・面白いものなど楽しい宮崎生活の記録。